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手製コーヒードリッパー 1その後 [ドリップ]


先日作った手製のドリッパーを使っていると,日々濾過のスピードというか濾
過され方が変わっているのに気づく。
チョロチョロと綺麗に流れるように濾過されることもあれば,ボトッボトッと
まるで水滴が集まって雫となって落ちるようなときがある。
原因は明らかに重心のズレのようで,ちょっと修正してやるとスッと流れが良
くなる。
そこで役に立っているのが針金の余った部分をアクセント的にくるっと丸めた
ところ。こいつがツマミ代わりになって修正しやすくなっている。全然こう
いった使い方は想定していなかっただけにこれはラッキーだった。

濾過され方の違いで味にどれだけ影響が出てくるかはわからないが,この重心
のズレによって抽出液の出方がこれだけ違うとなると均等に濾過されていない
ということが考えられ,なんだか悔しい。

元々紙フィルターを当てながら感覚を頼りにぐるぐる巻きにしただけなので,
重心にズレがあるのは欠陥として素直に受け入れるしかないが,もう一つはこ
のバネ的な構造自体そのものが欠陥的要素を含んでおり,粉を盛った時の微妙
な偏りや蒸らしのときのお湯の注ぎ方,流れ方で重さに偏りが生じ,その方向
に傾き,戻るだけの力が無いため重心がずれたまま濾過してしまうという問題
が,この自作ドリッパーにはあるような気がする。
針金の硬さや太さを見直すことで多少は改善出来るかと思うが,やはり先に書
いたような事で影響を受けやすいのは構造上仕方の無いことかもしれない。

こうなると気になってくるのは本家のバネット。
あれも元々はキャンプ用に開発されたもので,ドリッパーとしては乱暴にも折
りたためるという点が最大の特徴であるが,折りたたみ前提であるが故にやわ
らかさや弾力性・柔軟性を優先しドリップは出来さえすればいいという発想が
生んだ賜物なんじゃないかと思ので,同じような問題が起こっているのではな
いかと考えられる。
たとえ製造の段階で重心を考慮していても,使っていく中で多少乱暴に扱った
りして生じる重心のズレや傾きってのは妥協せざる終えないつくりになって
いるのではないだろうか。
もっとも,珈琲好きでバネットを使っている人は丁寧に扱うだろうから,余計
な心配はいらないだろうし,そもそも触ったことも使ったことも無いないのに
ここまで妄想をめぐらす自分が悲しくなってきたのでこれ以上考えるのはやめ
よう。

手製のドリッパーに関しては,もう一度きちんと成形して焼き入れをしてみる
のも良いかもしれない。

しかし,完全にコーヒーの味云々より趣味の世界のような気がしてきた。

気になったのでどれぐらい重心がずれてるか調べてみる・・・
むちゃんこずれてる(T-T)


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JSB

はじめましてJSBです。V60ドリッパーは既に使っています
私も、バネットに興味を持ち、一人用にと、巻いてみました
V60では、つまらんので、V40ラインを試してみました(笑)
フレーバーコーヒーのサイトに粉の厚みの事柄が
記載されていましたので、どう違うのか?も気に掛かりました。
初めの蒸らしは、捨てています
約2/3の湯量で止めています
あとは、少しお湯割りしています
by JSB (2009-01-09 19:54) 

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