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本を読む「コーヒーの事典」 [雑記]

編者:日本コーヒー文化学会(JCS)
はじめに「コーヒーに関する歴史の浅い日本では外来文化としてのコーヒーに対して,正しい認識に欠けることもあり,会員の皆さんからコーヒーに関する用語統一と認識の統一が望まれてきました。」とありその要望に応えようという本。
その割には初版は2001年と比較的新しいのに驚きを感じる。
事典と言われるように基本的には用語の説明であるが,コーヒーに関する各種用語から,機関,国,レシピ,小説家,磁器,コーヒー店等など扱う用語は多岐に渡る。
中には「冷コオ」や「津軽藩の北方警備」など,それだけではなんぞやと思うものも載っている。
事典のため「あいうえお順」でそれらが列記されており,読みどころというのは説明しづらいが,用語の説明にはハッとさせられるものもある。
各用語毎に執筆者が書かれており,モカに関する記述は主に「珈琲美美」の森光さんが担当していたり,焙煎技術に関する用語は「珈琲工房ホリグチ」の堀口さんが主に担当しているなどその道の有名な方が担当しておられるようです。
(知ったような書き方をしていますが,当然森本さんも堀口さんも合った事も話したことも店に行ったことすらありません。)
そのためか,用語の解説にとどまらず執筆者の主観的な内容や思い入れ的な内容も盛り込まれているような印象も受けます。
これはこれで順に読み進めていくのも面白いですが,所々に出てくるレシピ(といってもどんな飲み物かだけで詳しい作り方は載っていない)の記述は短い文と写真無しではイメージし辛いので無くても良かったような気がします。これが意外と多いのが残念である。
用語の更なる理解を深めるには良い本だと思います。
※アフェリエイト対応のblogではないので,宣伝ではありませんし,どうせ買うなら余所の紹介した人もお得になるようなところで買ってください(so-netに怒られるだろうか・・・)私は図書館で借りました。けど写真が使えるのはいい。

コーヒーの事典

コーヒーの事典

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 柴田書店
  • 発売日: 2001/12
  • メディア: 単行本


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